日航機墜落事故から20年。 夕方から夜にかけて、今日はこの事故の番組が多かった。 私の姉はフライトアテンダントだった。日本航空だ。当時は花形の職業で、友達からも「お姉ちゃん、ステキだね」とよく言われた。 『ジャンボには落ちないって神話がある』姉からそう聞いていた。 1985年8月12日。その神話は崩れ去った。 この事故がきっかけで、姉は仕事を辞めた。123便には、知り合いのFAが 乗っていたという。 ボイスレコーダーや、ダッチロールを繰り返す機内で、乗客に必死に呼びかけるFAの声が公開されたのは、事故からしばらく経ってからだった。 『赤ちゃんをしっかり抱いてください。ベルトははずれていますか?テーブルはたたんでありますか?頭を背もたれにつけてください』 この声の主は、最後まで乗客に声をかけ続けた。 機長たちの声、乗務員の声。そして乗客の、家族へ宛てた「遺書」 とても遣りきれない思いがした。 私もこれから利用するであろう旅客機。 自分だけは大丈夫、と思わなければとても怖くて海外になど行けない。 それでも続く旅客機の不具合。 多くの命を運んでいるということを、航空会社は真剣に考えて欲しい。
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