植物は、人の心がわかるのかな・・・? 今思い返してみると、みどりは私の心を、自分の成長に反映させてたのかもしれない・・・。
ポトスのみどりの横には、いつも青々と茂ったオリヅルラン(名前はアオ)がいた。水をやるとアオはのびのびと、すくすく元気に育った。―でも、同じ環境下でみどりは枯れようとしていた。 私はいつも、「なんでアオはこんなにも元気なのに、みどりは元気がないんやろう??」って、比べてた。 ―もしかしたら、みどりはアオを見て、“アオになりたい。アオのようになりたい。・・・なのにワタシはアオじゃない。アオにはなれない。アオとワタシはこんなにもちがう・・・”って、そんな風に思ってたのかもしれない。 私が、いつも人と自分とを比べては、優劣の感情を抱いていたように・・・。
みどりはアオのことを気にして、“自分はみどりである”という自信や“ポトスである”という誇りを失い、自己表現(アオとはちがう、ポトスの葉を伸ばしていく事)をしようとしなかった。―ううん、できなくなっていた。・・・だから枯れようとしていたんだ。
みどりはこれまでの私と同じだったのかもしれない。 だけど、これからは私は自分を見つめ、自分を精一杯出来る限り最大限に表現していこうと思う。・・・だからみどりも自分がポトスであるという事に自信と誇りをもって、のびのびとすくすく元気に育って行って欲しい。
<P.S.>今までごめんね。私のほうがみどりとアオを比べてみていたのかもね。だけど、みどりは立派なポトス・素敵なポトスなのだから、その素敵な葉をもっと・もっと表現していってね。そしてまた一緒に成長していこうね。 がんばれ みどり!!
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