随分前の話ですが、外国人の同僚に「No Problem!って日本語で何ていうの?」と聞かれた日本人の知り合いが「問題ありません」と教えていたのを見て、なんか、違うよなぁ、と思ったことがあります。
No Problem=問題ありません、で間違いないとは思うんだけど、でもその同僚が「No Problem!」と言っている場面で「問題ありません」と言うと、なんかちぐはぐな感じがすると思うんですよね。あれは、どちらかというと「大丈夫!」と言ったほうがいいんじゃないかなー、と私はその時思ったのでした。
なーんてことを今翻訳しながら考えていたりします。 他の方が翻訳したテキストを見る機会が時々あるんですが、割と原文に忠実に訳している方が多いんですよね。で、結果として、少なくとも私の語感では、なんか不自然に聞こえるよなぁ、という文も時々見かけるんですよね。
もっとも翻訳業界でも「どこまで訳すか」は永遠の課題のようなところがあるらしくて、「原文に忠実に」という人もいれば「自然な文章に」という人もいるんですが。
私自身はもともと社会言語学なんぞをやっていたこと(はあまり関係ないかもしれないけど)、それから日本語教育にも関わっていたりするので、どちらかというと「自然な文章に」派なんですが、どちらがいいのかはやっぱり分かりません。まぁ、当然最終的にはお客様の要望にあわせるべきなんですけどね。
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