最近人気の、シックな色合いのお花たち。茶系までとはいかなくても、同じピンクでも発色の良いものより、ややトーンを落としたくすんだ写真のようなアプリコットなどが人気を集めています。 私も、発色の良い蛍光カラーのピンクや黄色、オレンジよりも、ほんのちょっぴりくすんだような微妙な色合いの花が大好き。グラデーションの美しさに、心を奪われます。 ギフトの人気の注文も、そんな綺麗な色の花たち。 でも、ね。 実は、この最近、ちょっと困ったトラブルに遭遇することがあります。 ギフトで持って行った花を見て、「この花古い!」とか「傷んだ花持ってきて!」なんて言われることがたま〜にあるのです。 よく見ると、傷んだり古かったりして茶色っぽくなるものと、最初からその花の色としてくすんだ色なのは、新鮮さ、ピチピチさが全然ちがうので分かると思うのですが、「ピンクはピンク」と思っている方には、分かってもらえないことも有ります。 たいていの方は、万が一傷んでいると言われても、「こういう色なんですよ、葉っぱもつやつやして新鮮でしょう?」と近づけて見せると分かってもらえるのですが、ごくごくたまに、「どう見ても傷んでいるのに新鮮と言い張ってイヤらしい!」とかたくなに言われる方が・・・ 実は最近、発色の良い花より、そういった微妙な色合いの花の方が人気で、値段もやや高め。私たちとしては、とっても綺麗な人気の色の良い花をお持ちしたつもりでも、受け取られた方にそう思われなくては意味がありません。 花贈って、難しい!と思ってしまいます。 特にご年配の方に贈られる時、若い方は「シックな色合い」を注文しがちですが、ちょっと待って!年配の方は、「シックな色の花がある」ことを知らない方もいらしゃいます。また、くすみ色を「キタナイ」と言われるのも年配の方に多い傾向が。 ご年配の方には、昔からある、発色が良くて明るい、オーソドックスな花合わせをおススメします。もちろん、ご本人がシックなお花が好き、と分かっている場合は別ですが。
by:sachi
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