↑ 試作して写真とって…。レアチーズケーキ。
今日も裏話。 たぶん、皆さんが興味のあるスタイリングについて。
スタイリングはTANTO時代もお世話になったことがある 久保原恵理さんがしてくださいました。
撮影に入る前に、お菓子のできあがりのイメージや 使う材料、型のサイズ、そういうものを、 ざくっと表にして久保原さんにお伝えします。
すると、撮影の前日、どさっ!と大きな箱が2〜3個届けられます。 中身はスタイリングのための器や小物、布類。 久保原さんが、東京で選んで、送ってくださるのです。 私なんて、自分で作ったお菓子を目の前にしていても、 器や小物を決めるのは難しいな〜と思うのですが、 実際、モノを見ていないのに、 ぴた〜っとくるもの、いや、それ以上のものを セレクトして送ってくださる久保原さん。 プロの仕事ってすばらしいなあと、いつも驚嘆してしまうのです。
撮影当日、久保原さんは、荷をほどき、 空っぽのシェルフに器を並べていきます。 …ちょっと話はそれますが、この空っぽのシェルフはすごくお役立ちです。 撮影に使う器、布をおいたり、 お菓子を冷ましたり、待機させたりする場所になります。 話を戻します。で、そのシェルフにおいた器を 撮影の進行にあわせて「はい、次はこれです」と出してくださるわけです。
わたしは、盛り付ける器たちに当日初めて会うわけですが それはいつも、胸がどきどきする瞬間です。 自分がイメージしてたとおりの器だと、もちろん盛り付けやすいですが、 ちょっと予想外の色だったり、形だったり 自分ではおそらく選ばなかったであろう器に出会うと、 もっと、どきどきうれしくなります。
やがて、盛り付けられた器の下や背景に布や小物があしらわれ、 シャッターの音ともに切り取られていくお菓子たち・・・。 どのコもなんだか、とってもうれしそうに見えました。
画像は、今回の本のための試作です。 こんなふうにデジカメでかんたんに撮って、 編集サイドに「こんな感じでいきます」と伝えることも。(^^)
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