↑ ぴかりんこの焼き上がり。
粉をふるにしても、卵白を塗るにしても ほとんどの場合(なにかしら意図があるなら別だけど)クープの前に。 焼成後、クープが開いた部分の生地との色の差を楽しめるようにネ。 画像の黒胡麻パンは、たかみか本1に掲載のものを 大きめサイズ(400g分こねて3分割)に。 めりめり割れたクープが迫力の仕上がりになりました。(^^) では、またお問い合わせいろいろの続きです。
Q:どうしてもクープが1回で入りません。
A:短いクープは1回で入ると思うけど、深めのもの、長いものは、 2〜3度刃を入れてもいいと思います。1回で決めることが大事なのではなく、適切なクープを入れることが大事なのです。 例えば、上画像・奥のカンパーニュオレンジは、かなり深いクープなんです。1回では到底入りません。3〜4回入れなおしてます。またカンパーニュのようにクロスするものは、交わり部分でひきつれることが多いですから、2本目は1本目の中央に向かって、下から上へと入れます。
Q:なんデニの成形がカッコよくできません。
A:表面に流れるような線がうまく出ない、ということのようですね。 いろんな例を皆さんのブログで見ましたので、思いつく要因を書きます。
原因1、生地が厚く巻きが少ないため、2分割時の層の数が足りない。 原因2、伸ばした生地が四角ではなく円形のため、両端にいくほど「巻き」が少なく、結果、両端に充分な層ができない。
1、2の攻略法→指定の大きさまで生地をきっちり四角く伸ばす。
原因3、バターの塗布が少ない、あるいは省略している。
3の攻略法→油脂を塗ることで隣り合った生地が剥離して 1枚1枚の層がきわだつしかけなので、省かないできっちり塗る。 (バター以外の油脂、ペースト状のもの(水分少ないもの)で代用は可)
原因4、断面をきちんと上に向けていないため、層が見えていない。
4の攻略法→ロールして2分割、ぐいと断面を上に向けてから よりあわせてくださ〜い。
いずれの場合も、冷静に考えると レシピどおりにやっていない例ということになりますが・・・。 なので、上手くいかないときは、あわてず、騒がず、 なにかレシピどおりに運んでいない部分があるんじゃないか? と疑ってみることも大切ですぞ。
んじゃ、今日はこのへんでさらば。
【追記】 もうひとつ思い出しました。 ロールした生地を縦に2分割する時、片側はつながった状態ですが できるだけぎりぎりまでカットしてください。 ここに余裕があると、ぼってりしちゃうんです。
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