↑ 上・200gの粉から2本。 下・籠に盛り合わせて。写真撮った後、このまま友だちに。
このパンは、生地には油脂を含みませんが、 クープは、極少量のショートニングをしぼってから焼成しています。 油脂の力を借りるのは、100発100中クープを開かせるためです。
この手のパンは、クープが開かないと、 外観も食感も、まったくベツモノになってしまいます。 パンとして「かっこよく、おいしくする」ためには、 どうしても開いてもらわないと困るクープ。 そして、時間をかけても少量しか焼けない「おうちぱん」なら 必ず開いてもらいたい、それがクープです。
大概の場合、家庭でのパン作りは、 技術的にも設備的にも限界があります。 例えば、私のガスオーブン。 あれはものすごい熱風(ファンがまわってるの)が吹き付けて、 クープが開ききる前に切り口の生地をたちまち乾かし、 中途半端なクープになっちゃうこともしばしばでした。 そこで、それを回避するために、いわゆる本式のクープの入れ方よりも、 やや深めにいれて、生地を膨張しやすくし、 油脂をしぼって生地の乾燥を遅らせる、という方法をとるようになったら ほぼクープが思い通りのカタチに開くようになりました。
ある程度焼けるようになってくると、おこがましいと思いつつも できることならプロのようにおいしく焼きたい、という気持ち、 美しいきめの美しいパンへのあこがれのようなものが ふつふつとわいてくるものです。
それはもちろん、大事だと思います。(^^) そういう気持ちがなければ、 おうちパンは、いつまでも、いまひとつ垢抜けません。 そう、気持ちがあれば、 おうちパンだって、限りなくおいしく、かっこよく作れるんです。
でも… プロと同じような手法は、必ずしも家庭向きじゃないかもしれない、 あるいは物理的、技術的、経済的に無理かもしれない。 それならば、それを、柔軟に受け入れる気持ちを持ちませんか? なにがなんでも本格的に、といこじにならない。 おうちぱんならではの工夫があっていい。 うちで作れる「最高のパン」であればよいんです。
だって・・・本格的なのが食べたい時のために 今の世の中、すってきなパン屋さんがいっぱいあるんだもん。
パン作りで行き詰まってる・・・という方からメールをいただいたので お返事もかねた今日の日記です。
って、これ、あくまでもおうちパンの話よ〜。(^^) 本格的に学びたい方は、そういう道具をそろえ、 学校に行く、修行に入るとか、そういう選択になるんでしょうネ。
ってなわけで、前置きが長くなりましたが、 本日は茨城県民デーでございます。(^0^)/ 茨城・・・。水戸黄門さま・・・、納豆、梅・・・。 あ〜ん、ごめんなさい。ほとんど知識ないかも〜。 今日は、茨城の皆さま、 おいしいもの自慢、観光名所、いろいろと教えて下さいね。 もちろんご自身のパン作りのお話も大・大・大歓迎です(^^) お席はたっぷりあります。 県民の皆さま、ご出身の皆さま、どうぞよろしくお願いしま〜す。
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