↑ 箱詰め直前。勢ぞろいして記念撮影。
実は私、今はのんびり、ゆったりパンを焼いてますけど、 船橋時代は、なかなかこうはいかなかったんです。 当時、月・水・金は自宅で教室、火・木・土はカフェへ卸すパンを焼き、 さらに当たり前ですけど、主婦としての仕事もあったわけで・・・。
毎日がめまぐるしくて、だんだん仕事はこなすもの、 という感じになりつつありました。 新しいレシピを考えたり、手を加えたりという時間もあまりとれず、 なんとかしたいな〜と思いながらも、どうにもできなかったり。
一番しわよせがいっていたのが、子ども達だったと思います。 夜寝る前に本を読んでやることもほとんどできなかったし、 試作で作った菓子パンをそのまま夕食にだしちゃったり。 子どもの成績も下がりぎみでしたけど、 具体的には何もしてやれませんでした。 当時は、自分がどこまで仕事をやれるか、試してみたい、 という気持ちが強くて、セーブできなかったの。 ・・・ホントにダメ母でしたね。
そんな生活を続けていたある日、主人の転勤が決まり、 すべての仕事をやめなくてはならなくなって・・・。 しかも社宅はガスオーブンが設置できない環境。 豊田市に引っ越したばかりの頃は、すごい喪失感でいっぱいでした。
その気持ちを切り替えることができたのは、子ども達のおかげ。 ヒマそうに(さびしそうに?)している私に お母さん、と擦り寄ってくる子ども達がかわいくて。
なんだか、ずっとしてなかったな〜、こういうこと。 さみしい思いをさせていたんだろうな。 勉強がわからなくて不安だったろうな。 ごめんね。これからは、たくさん話をして、めいっぱい遊んで、 一緒に勉強をしたりして過ごそうね。 パンはまた時期が来たら焼けばいいんだもの。 ・・・そんな気持ちになれました。
今、ぼちぼちパンを焼くことができるようになりましたけど、 あくまでも中心にあるのは家庭、家族ですね。 豊田市での2年がなかったら、 今のようなスタイルになってなかったと思います。 ばりばり仕事して、家庭崩壊!?なんてこともあったかも!?(笑) 画像は本日送り出したコたち。
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