↑ 上・ミキシング終了。あまりに気持ちのいいお肌に思わず、ぷにっ♪ 下・分割、丸め。ここではちょっとこぶりに6分割。 奥にちらっと見えるのは、プレーン生地+粗挽き黒胡椒。
昨日の日記の最後のほうに書いた「早い段階で手が打てる」について。
生地をこねているときに、いつもよりかたいような気がする。 そこで途中で水を足すことにしたが、なかなか生地になじまない。 ようやくこねあげ、一見なじんだように見えるものの、 表面に水がういてるような感じ。 なんとなくべたつき、いつものつやのあるぷりっとした捏ね上がりとは あきらかに様子が違う・・・・。 焼きあがりも、ふっくら感が足りない・・・。
みなさんは、↑そういう経験はありませんか?
一般的に「柔らかかったら粉を足し、かたかったら水を足して・・・」 と生地のかたさの調節の仕方がいわれていますね。
確かに柔らかい生地に粉を足すのは簡単です。 しかし、かたい生地に水を足す、これはとても難しい。 時間もかかるし、水が生地に入ったように見えても 本当の意味で充分に粉と水を結びつけること(水和)は困難です。
なぜかというと、こね始めた生地はグルテン膜が形成されており、 この膜が、追加の水が内部に浸透するのをブロックしてしまうのです。
では、かたい生地になりそうか否かを、どの段階で判断するか?
生地を本格的にこねる前です。 材料を合わせている、まさにこの段階で察知したいのです。 手の感覚が養われてくると、最初のひとまぜ、ふたまぜ、くらいで 「あ、ちょっと水足りなそう」とか気づくようになります。 そして、グルテン膜が形成され始める前に水を足す・・・。
え〜?と思います?(^^) できるようになるんですよ〜。 ほら、手元見ないでキーボード打ったり、 そろばんがなくてもすごい桁数の暗算ができたり、 そういうのと一緒の感覚ですよ〜(ちと違うかな?)
あ、でも、こうなるまで修行をつみなさい、とか そう言いたいわけではないんですよ(笑) やり続けていると、自然とそうなるということで。
まあ、私は、こういう生地のかたさの調節は、 初心者には難しいと思っているのね。 かたさが適切かそうじゃないかっていうのは、 やり続けている中でわかることですしね。(^^)
毎日焼けない人だっているし、 なんらかの事情で手でこねられない場合のことを考えると 調節しなくても、すんなりまとまり、扱いやすい生地が必要だなぁって。 そんな思いからいつしか 『くーぷ』のリッチ&リーンの基本生地の配合ができたんですね。
・・・って、ありゃ〜〜。 また話がながくなっちゃった。 しかもフォカッチャと直接関係ないし!!
つぎの日記で軌道修正しまっす!
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