↑ 捏ね上がり直後です。おうちパンは捏ね板は使わず 画像のようにキッチンの調理台で作業することが多いですね〜。(^^)
ミキシングは、リッチ生地と基本的に同じです。 捏ねているとわかると思いますが リッチ生地のしっとりきめ細かな手ざわりと違って、 リーン生地は、コシがあるでしょう? 油脂というクッションがない分、粉の感触がダイレクトに伝わる感じです。
固さはどうですか? もし「固い」と感じた方は、次回は1〜2%くらい水を増やしてください。 「柔らかい」と感じた方は、それでいいのです。 打ち粉をしないで、まとまるまで捏ねましょう。
リーンは、油脂の少なさから、どうしても伸展性に欠けます。 それを水分で補うのだとイメージしてください。
リーンは固いパン、だから生地も固めなのはあたりまえ。 そういう認識の方も多いですね。 もちろん意図的に固い生地に仕上げるものもありますが 多くの場合、生地は柔らかく作ったほうが、よい仕上がりが望めます。
水分の多い、柔らかな生地を熱い窯に入れ、ぐ〜〜んと膨張させた後、 引き続き高温で焼くことで水分を抜き、パリッとしたクラストを得る。 そしてパンを割ってみると、クラムはふわっとすると同時に 適度な水分が残っていて、みずみずしい・・・。 これが、『くーぷ』の考えるリーンの基本生地で焼く理想のパンです。
みなさんも、自分の理想のパンを頭に思い描いて 生地作りしてみてね。イメージはだいじなのよ〜(^^)
さて、画像をご覧下さいね。これはミキシング終了の状態です。 よく、うそ〜と言われるのですが 手も、ボウルも、台も洗ったようにピカピカでしょ。 うちの卒業生なら、皆さん、このようにこねあげられるはず。 ね?そうだよね?すずさん、大塚さん(と、突然ふってみたり・笑)
ただし、こうするためには、カード(ドレッジ)は必需品ですヨ。 あちこちについてしまう生地を、その都度、カードを使って こまめにこそげ落とし、集めてはカタマリに入れながら捏ねていくの。 一粒の粉も、一片の生地も材料のうち。ムダにしないでくださいね。
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