↑ きりりと丸めたり、ゆったり丸めたり。 成形によって「丸め」も使い分けます。
分割後の生地の丸めは2種類あります。 『くーぷ』では、せみはーどろーるのような丸パン系は、 すぐにきっちりと丸めてしまいます。
分割→丸め(成形)→最終発酵 です。
このときの丸めは、すなわち成形に相当するわけですから 画像左のように、きっちり丸めましょう。
一方、クーペのように、丸めた後に一手間かける成形のときは
分割→丸め→ベンチタイム→クーペ型に成形→最終発酵
という手順になります。(あんぱんのように具を包むパンも同様です) どうしてこういう手順になるか、おわかりですね。 分割直後の生地は、伸展性に欠け、切断面がべたつき、形も不規則です。 この状態からの成形がいかに難しいか容易に想像がつくでしょう。
急がばまわれ、です。 まず、べたつきを中に入れるように丸めて、形を統一しましょう。 次にベンチタイムをとることで、少しガスを発生させて生地をゆるめ 伸展性を回復させるのです。この状態からなら、どんな成形も スムーズに行えるわけです。
このとき気をつけたいのが、ベンチタイムに入る前の丸め方です。 この丸めは、あくまでも【途中経過】にすぎません。 丸パンの成形のように、生地を締める必要はないのです。 きっちり丸めてしまうと、ベンチタイムを長くとらねばなりません。
画像・右をご覧ください。 ゆったり、ふわり。しっかりとじなくてもいいんです。 いくらなんでも、これじゃだらしない、って思います? でも『くーぷ』では、いつもこんな感じなんですよ(^^)
明日はクーペ3兄弟を、成形手順つきで紹介します。お楽しみに。
|
|
|