↑ 色の違い、はっきりわかりますね。
A:私、リッチな生地なら作ったことあるんだけど、 リーンな生地って全然違うんでしょ?
B:全然違う、と思うから難しくなっちゃうの。 リッチな生地から材料をひとつずつ引き算して、やがてはリーンな生地に たどりつく、と考えてみましょ。(5/19の日記参照)
A:なるほど、引き算ね!おもしろそう。
B:じゃあ、上の写真を見て。左がいつものリッチな生地。 右はリッチな生地の材料をひとつだけ別なものに置き換えてみたの。 違いがわかるかしら。
A:右のほうが焼き色が薄い!
B:じつはね、右の生地は「牛乳」じゃなくて「水」でこねたの。 Aちゃん、ここから何がわかる?
A:つまり、牛乳は焼き色に大きな影響がある、ってわけね!
B:そう!よくわかったわね(笑)牛乳はきれいな褐色の焼き色を つけてくれるの。実際には焼き色だけじゃなく、風味や柔らかさにも 貢献してるんだけど、「色」は目で見てはっきりわかる効果よ。
A:なるほど〜。ひとつしか変えてないからこそ、焼き色の変化が牛乳に よるものだと、確認できたってワケか・・・。
B:ふふふ。だんだんわかってきたじゃない(笑) こうやってひとつずつ変えて、前と比較することで、それぞれの材料の 果たす役割がわかるの。
A:ねえ、Bさんって、いつもそんな面倒くさいことやってるんですか〜? 材料の特徴や性質は本に書いてありません?
B:あのね、実際に自分で確認するって大切なことなのよ。 レシピブックを参考にいろんなパンを作るのは楽しいことだけど、 毎回がらりと配合を変えていては、なかなか材料や配合に対する感覚は 養われないわね。
A:ひぃ〜〜っ。奥が深いのね〜、パン作りって(泣)
B:あはは(笑)ごめん、ごめん。そういうことを意識しながら作ると 楽しいわよ、って言いたかっただけなの。さ、今日はリーンなパンに 一歩近づいたわ。明日はさらにもう一歩進めてみましょ(^^)
|
|
|