↑ バゲットみたいな形。ただし超ミニサイズ!こんな遊びも楽しい。
B:リーンなパンを焼くときになぜ霧を吹くか、というお話だったわね。 簡単に言うと、生地表面を湿らせることで、クラスト(皮)の形成を遅らせ、 充分に窯伸びさせることが目的なの。リーンな生地はリッチな生地と比べると伸展性も低いし、高温で焼くから、そういう工夫が必要になってくるのね。
A:なるほど〜。充分に窯伸びができれば、クープもよく開くわけですね。
B:そうね。パン屋さんでは、フランスパンなどのリーンなパンを焼くとき、窯に蒸気を入れるのよ。これを家庭向きに簡略化したのが「霧を吹く」という方法なの。まあ、簡略法だから、どうしても効果には限界があると感じるわ。あくまでも私の印象としてだけどね。 とくにファンがついてるタイプは庫内に強風がふいてるから、 せっかく吹いた霧もあっという間に吹き飛ばされちゃったりして。
A:うーん・・・家庭用のオーブンで蒸気をたてることはできないんですか?
B:そうね、実際、その方法を紹介している本もあるわね。 天板に小石を敷き詰め、オーブンの高温で焼いてから水をかけ、 蒸気を充満させる、というやり方よね。 でも、電気のオーブンの方はやめたほうがいいかもしれないわ(笑)
A:どうしてですか?
B:それをやって、オーブンを壊した人、3人知ってるの(^^;
A:じゃ、ガスオーブンの人はやっても大丈夫・・・?
B:私はガスオーブンでそれをやってるけど、いまのところ大丈夫みたい。 でもね、これは一応皆さんに言っておくわね。 ・・・メーカーに問い合わせたら「やめてください!」って。 なので、私からはオススメできないの(笑) 「どうか個人の判断で行ってください」と、こういうことね(^^;
|
|
|