↑ ホシノ丹沢酵母の生種作り。 【かんぱーにゅ・おれんじ】を焼く上でかかせないステップです。
ある日、はるゆたかとホシノ酵母の【かんぱーにゅ】を食べた友人が 「これにドライフルーツ入れたのを食べてみたいな」 とつぶやいたのがきっかけで、試行錯誤がはじまりました。
いろんなフルーツをためし、粉や水の配合も微妙に調整して、 やっと完成したのが【かんぱーにゅ・おれんじ】です。
今では、私の大好きな、そして大切なレシピのひとつ。 このパンを焼くときは、なんだか気がひきしまります。
夜仕込んで、その日の気温や生地の様子から、 明日はだいたい何時に起床すればいいか目安をつけて休みます。 するとどういうわけか、目覚ましが鳴る1分くらい前に、 ぱちっと目が覚めるんですよ、不思議でしょ(笑)
身支度を整えて工房にいくと、 生地がいい具合に発酵して待っていてくれます。 ふっくらふくらんだ生地を見ると、かわいくて仕方ないんです。 「よしよし、美味しいパンにしてあげるね」ってそんな気持ち・・・。
私の想いがパンの味にも現れるのか、 【かんぱーにゅ・おれんじ】は『くーぷ』の一番人気。 遠く離れた友人から「あの味が忘れられない」とメールをもらうと、 みなさんに愛されるパンに育ってくれたなあ、としみじみ思います。
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